「あべこべ城」での眠りから覚めたピラミッドキャップは、はやくもその力を発動し、モーリッツ教授をエジプトへと飛ばした!ピラミッドキャップを追って、クイーン、皇帝、探偵卿、ホテルベルリンらも一路エジプトへ。

春嵐の夜に神田で起こった火事は多数の死傷者を出したが二年後に町は復興した。

天明の飢饉に苦しんだ津軽藩からの石高上げ願いに、奥右筆組頭立花併右衛門はロシアとの密貿易を疑う。

“辻海運”の社長令嬢・希世美は、S女子大の三年生。何不自由なく育ち、大学生活を楽しんでいたが、突然父親の会社が倒産。

伯爵家の次男ライダー・シャーブルックは、南国の領地で起こった騒動を静めるためジャマイカに赴いた。

人々に降りかかる災厄を打ち払う「祓いの楽人」オシアン。

二〇五〇年、太陽活動の異常により人類に滅亡の危機が迫るなか、ネット上には“宇宙船をつくりませんか?”という怪しげなサイトが立ち上げられていた。

貴金属店窃盗犯が罪悪感から自殺した。

全世界を破壊する陰謀に迫りながら、当局に追われる身となったコーリー。

9.11から一年後のアメリカ。右翼の秘密クラブを監視する任務に就いていた捜査官が消息を絶った。

順風満帆だったサラリーマンが「謎の箱」を手にした瞬間、大きく人生が変わってしまった―。

北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。

「あのことに、気がついたやつがいる」。実業家として成功した男の元に届けられた旧友からの警告。

なぜ「あんなもの」が飛ぶのか未だによく分からない。人間が存在していられないくらい高い高いところ。

大手銀行監査役を退職し、歴史研究会で活躍していた桜井信行が自宅で自殺した。

大手銀行監査役を退職し、歴史研究会で活躍していた桜井信行が自宅で自殺した。

大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家出か事件か。

「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に二人のゲームを進めていく。

探偵たちの必死の防衛もむなしく毎月十九日に彩紋家縁者が怪死する事件は続き、日本探偵倶楽部の存続も危ぶまれる事態となった。

暗い雨の日には、お堀ばたを歩いてはいけない。

バーチャル空間に生き続ける人格が独り歩きを始めたとき、人類未体験のパニックが社会を襲う―最先端のコンピュータ科学の暴走に立ち向かったのは、高僧の鋭い直観と、いとけなき幼女の健気な意識だった。

「少し瞼が重いな。鼻ももう少し高い方がいい。

ローマ「日報」の特ダネ記者が、交易の中心地オスティアで消息を絶った。

東京で生まれ育った私は、結婚を機に福岡や名古屋に移り住んだ。

「あなたのご両親は、あなたを売ることにした」女子大生・川上春菜は、父親の使いで訪れた横浜のビルで、突然告げられた。

十和田湖畔に立つ乙女像の近くで、若い女性の死体が発見された。被害者は大学院生の田中春菜。

東京で殺された男が遺したダイイングメッセージ「ヒガサ」。

この世の終わりが来たようなある奇妙な夕焼けの晩、十九世紀ロンドンの一画サフラン・パークに、一人の詩人が姿をあらわした。

大時化の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた六人の仲間。そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷って自殺した。

もし絵馬の言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください―。きっかけは絵馬に書いた願い事だった。

本土から1500キロ離れた東硫黄島。火山の噴火から避難するため住民が東京に移住してしまった孤島である。

「お肌がお疲れのようですが…」ここはメンズエステサロン華鳳。

閉じこめられた(継続中)。まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。

紅茶とお菓子がいっぱいの美味しいミステリ エドガー・アラン・ポーの詩の朗読中に一発の銃声が! 可愛いころころマカロンに癒しのお茶。

ある女流画家の個展会場で、『汝、レクイエムを聴け』という作品を見た一人の女が、失踪した自分の夫の行方をこの画家が知っているはずだと主張する。

将来を誓い合った男女に降りかかった突然の災難。

ホテルマン椎津の妻が、別のホテルの駐車場で死体となって発見された。

子供の頃の高熱が原因で片耳が聞こえなくなったハリーは、ふとしたことから聴力を回復するが、不思議な能力を持つことになってしまった。

キスカ島に残された四頭の軍用犬北・正勇・勝・エクスプロージョン。

けだるくて退屈な夏休み。高校生のぼくは不思議な魅力を持つ少女、晶子と出会う。

真夏に起きた「グッピー凍死事件」を機に親友となった、魚マニア立花美樹と柳瀬圭。

ふと目覚めると、私は記憶を失っていた。同じベッドには、ゴムの仮面を破った全裸の男が眠っている…。

三〇年間ずっと忘れられずにいる最愛の女性にもう一度会うことができたなら―。

交通事故で母を亡くし、父と二人暮らしの珠恵。

雛見沢村を襲ったあの凄惨な事件から、遡ること一年―。

1986年10月、ベルリン。欧亜交易現地駐在員の神崎は何者かに襲撃された。

高校生・阿良々木暦は、ある日、血が凍るほど美しい金髪の吸血鬼と出遭ってしまった…!?彼女がいなければ、“化物”を知ることはなかった―『化物語』の前日譚は、ついにそのヴェールを脱ぐ。

汝、オッドの呪いによりて朽ちはてよ―晩餐会の席上で始まった、つまらない口喧嘩にすぎないはずだった。

神隠しの謎を解き、氷女の心を溶かし、ある時は薫が襲われながらも、16人同時誘拐や犬の誘拐という珍事件までも次々と解決する右京と薫。

嘉三郎の仕組んだ罠にはまり、御牧父子と昵懇の藤蔵が入牢した。そして、お春は行方知れずに…。

四月中旬の夜、赤坂署管内で画廊の社長折戸里佳が、凶器の革紐で絞殺された。事務室の金庫は開いたままだった。

生後三ヵ月の赤ん坊が誘拐された。錯乱状態の母親、具体的な要求をしない奇妙な誘拐犯、翻弄される捜査本部。

黒死館の当主降矢木算哲博士の自殺後、屋敷住人を血腥い連続殺人事件が襲う。

主人公=キャラクターとしての批評家・東浩紀。書き手=実在の批評家・東浩紀+実在のライトノベル作家・桜坂洋。

夫以外の男に惹かれることはないと思っていた。彼が島にやってくるまでは……。

鎌倉時代の男女が織り成す壮大な物語 自由な生を謳歌する傀儡女。復讐のために鎌倉を目指す武者。

伊賀一の忍び、無門は西国からさらってきた侍大将の娘、お国の尻に敷かれ、忍び働きを怠けていた。

「強奪した金を持ち逃げした相棒を捜してくれ」―別々の日に現れ、まったく同じ依頼を口にしたふたりの男。

バルセロナオリンピックを目前に控えた1992年、三重県津市で水泳の有力選手だった倉田聖華が殺された。それから15年。

犯人当て小説から近未来小説、敬愛する作家へのオマージュから本格パズラー、そして官能的な物語まで。

豪華クルーザーはなぜ爆発したか？　午後3時20分、仕掛けられた時限装置の謎 能登、徳島、稚内、湘南、伊豆で難事件が発生――十津川ファミリー、お馴染みの刑事たちの推理は!? ＜湘南情死行＞ クルーザーに乗船中の不倫カップルが爆死。

英国の田舎に住む紳士ポッターマック氏。彼の生活は執拗なゆすりに耐える日々だった。

新米の法廷弁護士ロジャー・サーズビイ。事務所に入ったその日から法廷に連れて行かれて、判事に対してトンチンカンな受け答え。

アイドル好きの童貞オタク大学生・乙島侑平は、研究者の従兄から新製品のモニターを頼まれた。